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掲載日: 2012.07.25

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声楽家 合唱・ピアノ指導者 大橋 久子さん(東近江市在住)

人生は、人と人のアンサンブル……さまざまな人と出会い、響き合いながら楽しく有意義に生きる! 関西室内女声アンサンブルの大橋久子さんは、合唱を通して多くの笑顔と感動を育んできた。

中学校の音楽教師を辞めて…

県立石山高校の音楽科から相愛女子大学(現・相愛大学)の声楽科に進学した大橋さん。卒業後、中学校で5年間音楽教師をしていたが、さらに音楽に専念していこうと決心。退職し、フリーの音楽家として歩き始めた。当然、周囲からは猛反対されたが、これに屈する大橋さんではなかった。
「教師の仕事に不満があったわけでありません。むしろ有意義でやりがいがありました。でも、もっと幅広く音楽と社会に関わっていきたい……そんな気持ちでした」再出発の道は険しかったが、多くの出会いもあった。関西室内女声アンサンブルのコンサートもその一つ。コーラスの面白さを再認識させられ、ためらわずメンバーに加わったという。

人の「つながり」の大切さを知る

現在、七つの合唱団の指導をしている大橋さん。一番最初に出会った合唱団「コーラスみずぐき」(約15人)では、人と人とのつながりの楽しさや大切さを学んだ。
演奏会の企画、衣装デザイン、プログラム編成など華やかな仕事は楽しいが、チケット販売、会場整理、駐車場案内など裏方仕事も欠かせないことを学んだ。
その中で、今も忘れられないのは、アメリカ、オーストラリア、オランダ、ハワイなどで演奏会を成功させたこと。メンバーの夫たちの力添えも大きかったが、常に前向きに取り組む彼女の姿勢が功を奏したことも確かだ。
この他、妊婦対象のマタニティコンサート、高齢者慰問コンサート、フルートアンサンブルとの共演など、さまざまな場で演奏を重ねてきた。
コンサートだけではない。個人を対象としたピアノや声楽レッスンの仕事も精力的にこなしてきた。生徒の年齢が4歳から90歳までと、幅広いのが特徴だ。
たまにはレッスン後、生徒たちの人生相談に乗ることもあり、教師時代の経験が役立っているという。
音楽家として、家庭人として大橋さんは音楽指導だけでなく、自身も声楽家としても活躍してきた。彼女が所属する関西室内女声アンサンブルはメンバーそれぞれが声楽を専門的に修めており、結成当時から注目されてきた。
今秋、30年周年を迎えるが、結婚、転居、子育て、介護など、家庭を支えながらの活動には心から拍手を送りたい。

9月に「30周年記念コンサート」

「30周年記念メモリアルコンサート」は、9月17日に栗東芸術文化会館さきらの大ホールで行なわれる予定だ。
第1部は「さくらさくら」「雪の降るまちを」などの唱歌や童謡。第2部はアべ・マリアやジャズミサなど。そして第3部は創作組曲「白サギ物語」。これは近江八幡の琵琶湖岸一帯に伝わる民話を題材にしたもの。美しい旋律と心打つストーリーに、練習中、涙することもあるという。メンバーの熱い気持ちが舞台で大きく花開くことだろう。
(取材:越智田)

 

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