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掲載日: 2012.08.28

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株式会社清原 清原 みどりさん(守山市在住)

お祝いや、お悔やみの金品を包む「ふくさ」で全国7割のシェアを誇る和小物製造・販売会社、株式会社清原の清原みどりさん。イベント企画業や接客業の一線で働いたキャリアを生かし、現代風にアレンジした和小物ブランド「和奏」をつくった。

外で働いたからこそ家業を見直すチャンスを得た

「遠回りしたかもしれませんが、外で働いたことがプラスになりましたね」
伝統的和小物の製造販売をする家に生まれたが、短大卒業後、10年間はイベント企画や百貨店での販売などの仕事をした。この人生の遠回りが良かったと清原さんは振り返る。
転機が訪れたのは7年前。軽い気持ちで参 加した「伝統産業を学ぶワークショップ」で、伝統産業の職人になりたいと目を輝かせている多くの若者たちと出会った。そして家業を改めて外から見直すことができ、その良さに気がついた。
ちょうどそのころ、会社もショールームの開設や、大学と共同で「ハニカム構造のカードケース」の企画・制作に着手するなど、新しいことに挑戦していた時期だった。
「自分にも転機が来たのかと思い、株式会社清原に入社しました。ワークショップ仲間の『その環境にいて、家業を手伝わないのはもったいない』という言葉も背中を押してくれたのです」

「ふくさ」を知らない若い人にも使ってほしい

10年に、独自ブランド「和奏」を立ち上げた。日常生活に取り入れやすいデザインと、その中から日本人の心に響く和を奏でたいという思いを込めた命名だった。
「ふくさを知らない若い人にも興味を持ってもらえるものを作りたかった。その願いを込めました」
ふくさの素材は丹後ちりめんが多い。色目や柄、形を少しずつアレンジし、デザイナーと何度も相談しながら若い人向けの商品を考えた。日常生活の中で、誰かに祝福や感謝の気持ちを伝えるという大切な場面が訪れたとき、名脇役として場を彩る和を提案したいと考えている。
「独自ブランドも、イベントの企画や接客の体験が生きました。お客様の喜びと満足を得るにはどうしたらよいか。そんな視点と発想を大切にしました」
製品の良さをお客さんに直接伝えようと、年に数回、全国の百貨店で期間限定販売フェアを開いている。これも百貨店での仕事の経験があったからこそだという。

滋賀の素材を取り入れていきたい

日本の物づくりを応援するNPO法人「メイドインジャパンプロジェクト(MIJP)」滋賀支部の運営も手伝っている。これによって物づくりに関わる人と出会う機会が増え、刺激をもらっている。
今、力を入れているのは滋賀の素材の活用。例えば、「長浜ちりめん」を使った包む小物の開発だ。
「滋賀は恵まれた環境の中で物づくりをしている人が多い。日本の伝統産業の良さをたくさんの人に知ってほしいと思っています」
(取材・鋒山)

 

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