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掲載日: 2013.01.23

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光永 武夫さん(大津市在住・71歳)

光永武夫(みつながたけお)さんは京都市交響楽団で長年ファゴット奏者を務め、大学講師もしてきた。光永一家は武夫さん夫妻と、3人の娘も音大卒。クラリネットに情熱を注ぐ長女の夫も加わった音楽一家だ。
10年以上も前からファミリーアンサンブル「光永ファミリー」を結成し、演奏活動を続けてきた。今年からは新たに孫もメンバーに加わった。今回はこのユニークな活動と家族愛に迫ってみた。

共通の特技が絆に

左から千藤里子さん、服部悦子さん、服部隆一郎さん、光永秀子さん、光永武夫さん

ユニークなファミリーアンサンブル「光永ファミリー」のメンバー構成は以下の通り。

ファゴット(別名バスーン/低音域を担当する木管楽器):光永武夫さん
クラリネット:服部隆一郎さん(長女の夫)
ピアノ:服部悦子さん(長女)
ピアノ&チェンバロ:光永秀子さん(次女)
フルート:千藤里子さん(三女)

最初のうち、妻の恭子さんもバイオリンで参加していたが、最近はもっぱら司会役に回っているという。
アンサンブル結成のきっかけは、ある音楽ホールからファゴットでの出演依頼があったときのこと。
光永さんは早くから娘たちとの「ファミリーアンサンブル」の構想を温めていた。そんなとき、出演の話が飛び込んできたので早速、家族に相談。「光永ファミリー」の演奏をホールに提案し、承諾を得た。
記念すべき第1回光永ファミリーコンサートが実現したのは95年秋のことだった。

幼稚園や病院へ出張演奏も

ファミリーコンサートはこれまで8回開催。その他、幼稚園、小学校、病院などへ多数演奏に出向いている。園児や小学生が対象だからといっても決して手を抜くことはない。良い音楽に出合うことで子どもたちは目を輝かせ、お母さん方も喜んでくれる。大きな手応えを感じるという。
「何に最も苦労しますか?」と聞くと「編曲です」という返事が返ってきた。ファゴット、クラリネット、ピアノ、フルートという、独特の楽器構成なので、市販の楽譜をそのまま使うわけにはいかないからだ。
最初のうちは自分たちで苦労して編曲していたが、途中から力強い「助っ人」が現れた。京都市立芸大時代の同窓生で作曲家の日向宣広さんだ。
光永ファミリー独特の難しい楽器構成を逆手にとって素晴らしい編曲をしてくれるので、今やアンサンブルに欠かすことのできない存在だという。
フルメンバーによる演奏だけでなく、娘さんたちだけでも年に1回、「光永三姉妹物語」と銘打ってびわ湖ホールでコンサートを開いている。

2月16日びわ湖ホールで第9回ファミリーコンサート

2月16日に第9回「光永ファミリーコンサート」を開く。今回は、相愛大学音楽学部でパーカッションを勉強中という長女の娘さんが加わり、親、子、孫の3世代によるコンサートとなる。
光永さんの家族が集まるのは、お正月、夏休み、クリスマスなどのほか、演奏会ごとの打ち上げのときだ。このとき全員で食事をするのだが、メンバーは孫たちを含め総勢14人。ワイワイ、ガヤガヤ、これがまた楽しいという。音楽を通して家族が絆を強め、人生を豊かに深めていく。
新しいタイプの家族のあり方について、大切なヒントを得たような気がする。
(取材・越智田)

 

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