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掲載日: 2013.04.30

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イラストレーター 山本ひまりさん(大津市在住)

本業のイラストレーターの他、ラジオのパーソナリティーや舞台演出・脚本、司会、さらには小学校での国語音読指導までマルチに活躍している山本(やまもと)ひまりさん。最近は彦根市の花しょうぶ通り商店街のマスコットキャラクター「しまさこにゃん」など18ものキャラクターを創作し、「ご当地キャラのクリエーター」としても注目されている。

落書きから生まれた「しまさこにゃん」

「ご当地キャラのクリエーター」としてデビューしたきっかけは、何気なく描いた「猫の落書き」だった。2006年、ラジオのパーソナリティーを務めていたとき、取材帰りに見つけた「彦根400年祭を盛り上げる掲示板」に、彦根ゆかりの戦国武将・島左近にふんした猫のイラストを描いた。
「かわいい!」。さっそく商店街の人たちの目に止まった。商店主らの手作りで、あっという間に花しょうぶ通り商店街のマスコット「しまさこにゃん」が誕生した。
「商店街の皆さんの力で新しいキャラクターが生まれました。街を元気にしようと力を貸してくださる人がたくさんいることに感動しました。キャラだけでなく、人々の熱意も大きな魅力のポイントです」翌年2月には東映太秦映画村でイベントデビュー。最初に作られたキャラクターグッズはカップ酒だった。テーマソングも作られ、誕生日のイベントには毎年30人余りのファンが集まる。
週末には「ひこね街の駅戦國丸」に登場し、多くの人が会いに集まってくる。「さこにゃん検定」なども行なわれている。
しまさこにゃんだけでなく、山本さんは井伊家のお姫様をモデルにした「やちにゃん」や、安土町の「らんまる君」など、6年間に18のキャラクターをつくり出した。
毎年10月、彦根市で開かれる「ゆるキャラⓇまつり in彦根~キグるミさみっと~」はこれまで5回を数え、244体ものご当地キャラが集結する。約8万8000人が集まる人気ぶりだ。ここでも山本さんはマルチぶりを発揮し、ステージで司会を務めている。

キャラクターは「私の子ども」

キャラクターのデザインはまず、プロフィルの設定から始めるという。人間と同じで、得意なことや苦手なこと、好きなものなどを設定する。
しまさこにゃんは、歴史上の人物である島左近の豪快なイメージをベースに、あえて目つきを悪くし、ワイルドなイメージにデザインしている。一見怖そうだが、会ってみるとかわいいのがポイントだ。
山本さんにとってキャラクターは、わが子のような存在。街角などで元気に頑張っている姿を見ると心打たれるという。
「母親の気持ちになって一緒に遊んでいると癒やされますよ。人間と同じです」

人との出会いが楽しい

高校で放送部員、大学卒業後は塾の講師、演劇役者、リポーターなどいろいろな経験をしてきた山本さん。
「自分の本業が何なのか、今でもよく分かりません。あえていうならなんでも楽しみ屋とでもいうのでしょうか……それぞれの活動を通じて人と出会うのが楽しく、ワクワクしてきます。ご当地キャラクターが縁で出会った方も少なくないですよ」
(取材・鋒山)

 

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