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掲載日: 2013.07.10

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びわ湖MPPGクラブ所属 朝日 永光さん(53歳)

パラシュートで滑空するパラグライダー。これに推力を持たせるためにエンジンを付けたのが「パラモーター」だ。グライダーというよりは飛行機に近いが、地上すれすれにゆっくり飛ぶところは飛行機とも異なる。パラモーター愛好者の団体「びわ湖MPPGクラブ」に所属するフライヤーの朝日永光(あさひながてる)さんは、パラモーターを使ってテレビの空撮協力や地域イベント、フライヤーの育成など多方面に活躍している。

息をのむ「ふるさとの美しさ」

パラモーターの競技は、一定量の燃料で滞空時間を競ったり、指定された目標物を通過するスピードを競ったりするものがあり、国内外で選手権大会も開かれている。しかし、その醍醐味(だいごみ)はやはり、鳥の目で四季折々の景色を眺めることだ。
日ごろ、見慣れた琵琶湖や比良山なども上空から鳥の目で眺めてみると、全く違って見える。
「キラキラ輝く湖面に浮かぶ船の航跡、新緑の山々、青い夏の湖、彩り豊な秋の山麓(さんろく)、冠雪の比良山など……四季折々に姿を変える自然は何回見ても感動します」
鳥の気分にさせてくれるのがパラモーターだ。
「普段、下から見上げている鳥たちと横に並んで飛ぶのは楽しいものです。湖岸を彩る草花やヨシの群生、琵琶湖に流れ込む川……あらゆるものが互いに支え合って生きていることも実感できます。私たち人間も、自然の一部に過ぎないことを実感させられます」

空の魅力のとりこに

24年前、妻の圭子(けいこ)さんに誘われて長野県の山麓で初めてパラグライダーを体験。
「落ちたらどうしよう」
最初は、不安でいっぱいだったが、飛んでみるとクモの糸でつるされている不思議な感覚で、景色のすばらしさに感動した。たった1回でとりこになり、8年間、時間を見つけては長野県に通った。
さらに1997年、偶然、自宅の近くを流れる木津川でパラモーターを楽しんでいる人たちに出会った。
「ここなら遠くまで行かなくても済む」と思い、約3カ月かけてパラモーターで飛ぶ技術を習得した。
その後は日本選手権大会でも優秀な成績を収め、2007年には中国、09年にはチェコでの世界選手権大会に出場。07年からは日本パラモーター協会の近畿ブロック代表理事にもなり、インストラクターの資格も取った。土、日、祝日を中心にびわ湖MPPGクラブのメンバーと日野川の河川敷でトレーニングに余念がない。

「この楽しさを」多くの人に

一人でも多くの人にこの楽しさを“おすそ分け”したい。そんな思いから研修会を開き、普及活動にも力を注いでいる。
最近ではクラブのメンバーと協力して、守山市の「びわこ地球市民の森のつどい」や草津市の「たいまつまつり」などに参加、上空から花の苗木やアメをまくイベントに参加した。
さらに、NHK大津放送局からの依頼で、空撮に協力。10年には福井県で「スカイ・レジャー・ジャパン」の航空ショーにも参加し、リボンやこいのぼりを引っ張るフライトは好評だった。
このような活動には飛ぶだけでなく高度な技量が求められるので、研究やトレーニングを欠かさない。同時に、イベントに参加するフライヤーの育成にも努めている。
「一見、怖そうに思えますが、経験を積み、自分の技量を知っていれば安全です。ぜひ一度、体験してみてください」
(取材・澤井)

 

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