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聖徳太子伝承の里で
人と触れ合うお手伝い

掲載日: 2022.04.1

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NPOこもれ日小田苅家 世話人代表
井田 久美子(いだ くみこ)さん(東近江市在住)

多世代交流の場「NPOこもれ日小田苅家(こたかりや)」の世話人代表として活動する井田久美子さん。月二回の子ども食堂開催や、かまどを使ったごはん炊き、味噌の手作り体験などのイベントを、改修した築約150年の近江商人屋敷で行っている。また、聖徳太子の文化や物語が数多く伝承されている地域であることから、「聖徳太子の里御膳」を考案して提供するなど、地元の活性化にも取り組んでいる。

0歳から100歳まで集えるコミュニティー施設を

以前は通所介護法人の代表をしていたという井田さん。利用者がリハビリ代わりに畑作業や草むしり、料理の手伝いなどが行える楽しい事業所だったが、介護制度が変わり看護師の常駐やリハビリを取り入れることなど縛りが多くなったため、2015年から11年間従事した通所介護を辞め、新たに「0歳から100歳まで、地域の人だけでなく地域外の人や外国人も集まれる場所」作りを目指して行動を始めた。
東近江市まちづくり協働課に相談しながら空き家を探していた時、近江商人屋敷だったという古民家が見つかった。だが家の中も外も荒れ放題。知り合いや地域の人たちが、障子や畳替え、かまどの改修などを手伝ってくれたお陰で2015年4月、コミュニティー施設「小田苅家」がオープンした。
マルシェや竹灯籠の展示、パソコン教室などを開催し、2017年からは月2回子ども食堂を開いている。「カレーなどを作っておくと盛り付けは子どもたちがしてくれます。6年生が中心になって下級生の意見を聞きながらクリスマス会やハロウィンパーティもしてます。広い庭で遊び回ったり夏には花火をしたり。ずっと子ども食堂を続けたいです」

郷土料理が詰まった「聖徳太子の里御膳」

最近は「食」を通じた交流を増やしている。かまどを使った体験教室は子どもから大人まで参加して好評だ。2020年には東近江観光協会から昔のおもてなし料理を作ってほしいと依頼があり、地元特産の清水(しょうず)芋を使った芋煮、太郎坊こんにゃくのピリ辛煮など郷土料理を並べた「聖徳太子の里御膳」を考案した。
「東近江市は聖徳太子の伝承が多く残る地域で、太子がすぐ近くの田んぼを通ったり休憩したりしたという言い伝えを子供のころ良く聞きました。最初はイベントだけでの提供でしたが予約があれば作っています。幼いころから手伝いで作っていた郷土料理ですが、遠方から聖徳太子ゆかりの場所を巡ったついでに御膳を食べに来られる方もいます」

悩みを抱える人の気持ちを楽に

今取り組んでいるのは聖徳太子伝承の「横溝納豆」を復活させること。太子が市内横溝地区で休憩し、馬に餌の煮豆を与えた残りが発酵して納豆になったという言い伝えがあり、この近辺では昔、大豆をわらに包んでもみ、糠の中に寝かせて納豆作りをする家庭が多かった。最近世話人が作り始めたことから、伝統の復活を目指して横溝納豆作りのイベントや販売を考えている。
「少しですが手作り弁当や『こたかりカレー』の製造・販売をしています。楽しみに待ってくださる方がいてうれしいです。今後はコーヒーを飲みながら懐かしいLPレコードを聞く会などもしてみたい。人と触れ合うことで悩みを抱える人や引きこもりの人の気持ちを少しでも和らげてあげれたらと思っています」

 

 

●お問い合わせ
NPOこもれ日小田苅家
滋賀県東近江市小田刈町352
TEL:0749-31-3165

 

サロン開催情報
4月から月・水・金の週3回
「みんなで歌を聴こう」が開催されます
レコードやCDによる、名曲や懐かしい歌をご一緒に聴きませんか
ご自宅のLPやCDの持ち込みも結構です
■時間:13:30~16:00
■参加費:200円(ワンドリンク付)
■場所:こもれ日小田苅家

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