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掲載日: 2014.02.24

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オルガニスト 城 奈緒美さん(近江八幡市在住)

2000年以上の歴史を持ち、西洋音楽の原点である教会音楽に多大な影響を与えたパイプオルガン。この楽器の魅力を広めることをライフワークにしているのが城奈緒美(じょうなおみ)さんだ。日本のオルガン伝来の地である近江八幡市安土町の文芸セミナリヨで専属オルガニストとして幅広く演奏するかたわら、持ち運びができるポルタティーフオルガンを使って、市内の小学校などでの「お出掛け演奏会」にも力を注いでいる。

ピアノをしのぐ長い歴史

4歳からピアノを始め、ピアニストになることが夢だった。しかし、大学の音楽学部に入学して選んだのはパイプオルガン。大学で初めて接し、たちまちとりこになった。
魅力はまず、見た目。美しく威風堂々としていて、これがあるだけで会場の雰囲気が違う。そして、音色。ピアノとフルートを合わせたような音は心地良く、心の底まで響いた。何十人かかっても出せない大音量や、柔らかい音も出せる。さらに音の幅が広く、1人でもアンサンブルができる。
初めて聴いてその心地良さに酔った。
「特に魅力なのは足ペダルで出す音です。世界中にある全ての楽器の中で一番低い音を出すことができ、重厚感に圧倒されます。手の指10本と足のつま先、かかとを使って1人で14の音を出すことも可能です」
ピアノの歴史が300年ほどなのに対し、パイプオルガンの起源は2000年前までさかのぼる。西洋ではパイプオルガンが身近だ。
ただ、パイプオルガンの演奏を志したものの、初めての楽器であり簡単ではなかった。ピアノの楽譜は2段譜だが、パイプオルガンは足ペダルの楽譜が加わるので3段譜。
足にも重要な役割があり、ペダルの操作に慣れるのに苦労した。練習を重ねて克服するしかなかった。

オルガン伝来の地で

大学の卒業が間近になって、旧安土町(現近江八幡市)がオルガン奏者を募集しているのを知った。すぐに「ここしかない! 」と思った。
安土は、日本のオルガン伝来の地だ。
16世紀に織田信長(おだのぶなが)が築いた安土は、イエズス会の宣教師たちが信長に許しを得てキリスト教の神学校「セミナリヨ」を開校し、日本で最初にオルガンを持ち込んだ。
赴任先はこの神学校の名前にちなんで名付けられた文化施設「文芸セミナリヨ」。パイプ数2093本のパイプオルガンが設置されている。
専属オルガニストとして演奏のかたわら、古いオルガンを見にスイスを訪れたり、演奏技術を学ぶためにスペインやイギリスに出掛けた。さらに、滋賀大学大学院に社会人入学し、2年間「文化経済学」を学んだ。

演奏だけでなく「お話」も

「お出掛け演奏会」の様子

「お出掛け演奏会」の様子

演奏はもちろんだが、パイプオルガンを社会に広める活動にも力を注いでいる。オルガン教室で、中学生から70歳代までさまざまな人たちに教えるとともに、8年前から持ち運びができるポルタティーフオルガンを使って市内の小学校などに出張。演奏だけでなくオルガンのしくみや歴史などを説明する「お話」にも力を注いでいる。
「ぜひ一度本物のパイプオルガンの演奏を聴いてみください。そしてこの素晴らしい“空気感”を感じ取ってください。百聞は一『聴』にしかず。座る場所によって聴こえ方が違いますので、何度も聴き、お気に入りの場所を見つけて楽しんでください」
(取材・澤井)

 

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