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「感動の瞬間記録」をパッチワークに

掲載日: 2023.02.16

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竹内 綾子さん(多賀町在住)

多賀大社の近くでパッチワーク教室「ちくちくQuilt倶楽部」を開く竹内綾子(たけうち あやこ)さん。20年以上パッチワークの制作を続け、昨年東京国際日本キルトフェスティバル実行委員会が主催する、キルト大賞・和の部門3位に入賞した。亡き父から教わった「感動する気持ち」を大切に、今日も制作に励んでいる。

針をちくちく 心を整える

「パッチワークをしている時は心が整えられる時間。パッチワークのおかげで少しずつ友だちの輪ができ素敵な人と出会えることは私の宝物」と竹内さん。祖母や母が縫い物をする様子を見て育ち、自分も小さいころから針仕事が好きだったという。
20年ほど前からパッチワーク教室に通い作品を作り続けた。15年前多賀町の「藝やカフェ」で小さな作品展をしたことがきっかけで、オーナーの平居晋(ひらいしん)さんから「もっとたくさんの人にパッチワークを紹介してください」と言われ、早速カフェ向かいの別館でパッチワーク教室を開いた。最初は数名だった生徒が25人ほどに増え、今では小物から1年かけて作るような大作まで制作するような生徒も現れた。

父に教わった「感動の瞬間記録」

3年前カメラが趣味だった父と一緒に写真とパッチワークをコラボした親子展を開催した。
幼いころの竹内さんを撮り続けてきた父の写真を基にパッチワークで仕上げた作品で、思い出の場面が一つずつパッチワークとなり組み合わせて一つのタペストリーとなった。小さな布をつないで自分の幼いころの小さな時間がつながれていく…。当時の自分にタイムスリップした気分になってうれしかった。
「父はパッチワークの構図をほめてくれたりアドバイスをしてくれたりしました。開催した翌年父が亡くなり良い思い出となりました。父は写真に感動の瞬間記録を残し、私は布の上に感動の瞬間記録を描いていこうと強く思いました」
地域の風景をパッチワークにしたり、廃村など残しておきたい風景を布にきざんだり。昨年、国内のキルトの代表的なコンテスト「東京国際キルトフェスティバル」日本キルト大賞で、古布を使った作品「Re:循環」が和の部門3位に入賞した。

日々の感動を作品に

長年続けていると次は何をテーマに作るの?とよく聞かれ、プレッシャーを感じた時期もあったという。しかし最近は気負いもなく肩の力が抜けてきた気がする。「自分の知らないことはまだまだあります。日々の忙しさで置き去りにされていた日常の暮らしのちょっとした喜び。野に咲く小さな花や家にある道具に対して美しいと感じる心。日々の体験に感動する気持ちを忘れないよう作品に表そうと思っています。作品を見て涙が出た、癒やされたと言ってもらったときはうれしかったです」
(取材:2016年4月 鋒山)

◆お問い合わせ
■ちくちくQuilt倶楽部
滋賀県犬上郡多賀町多賀1199
TEL:090-5132-9276(竹内綾子)
☆水曜コース、土曜コース 月2回
■藝やカフェ
090-7759-2222

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