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掲載日: 2007.01.10

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「いのちを豊かにする食の会」代表 大前洋子さん

「いのちを豊かにする食の会」代表
大前洋子さん(64歳)

今回の素敵な人は「いのちを豊かにする食の会」代表の大前洋子さん(64歳)=大津市。甲賀市で開催された「いのちがいのちをつくる」と題した講演会にお邪魔し、お話を伺った。

体に良い食の提案

大前さんの講演会と料理教室のテーマは「人として食べること」。全国各地で活動を続けて30年にもなる。旬の野菜を丸ごと使い切るマクロビオティックと呼ばれる料理が基本で、滋賀県では「おおつ環境フォーラム」で開催中の料理教室「エコクッキング」が好評だ。
そもそものきっかけは自然食品会社に在職中の昭和50年代に、小説「複合汚染」(有吉佐和子著)を読んだことだった。農薬や環境汚染について書かれた内容にショックを受け、食の安全について勉強を重ねるようになったという。会社勤めを続けながら料理学校に通い調理師の免許を取得。3回の渡米でマクロビオティックを本格的に学んだ後は「体に良い食の提案」を積極的に続けてきた。ニューヨーク市で豆腐作りと豆腐ステーキの料理実習を行ったときには大好評を博し、アメリカを拠点にすることを勧められたほどだという。
1992(平成4)年に18年間勤めた会社を退職してからは現在の活動に専念し、食の知識を広めると共に「添加物を使わない」「野菜をおいしく食べる」をモットーに、新たなレシピを次々と提案している。

子どもの心育てる作る手間ひま

「食物には『肉体を養う栄養面』と、『心を養う愛情面』と、2つの要素があることを知ってほしい」と大前さん。特にお母さんが手間ひまかけて料理する姿を子どもたちに見せることが大切と訴える。
スーパーに行けば簡単に総菜が手に入るが、それでは子どもたちの心は育たない。主催する料理教室では小さな子どもも一緒に参加することを勧めている。

命をいただいて命をつなげる

また大前さんのレシピには、トンカツそっくりの「高野豆腐のトンカツ風」や「親子で作るデコレーションお寿司」などユニークなものが多い。「野菜ばかりでは抵抗があるという方のためにお肉に近い味が楽しめるものや、家族みんなが同じメニューを味わえるよう工夫をしています」とのこと。
「私たち人間は動物や植物の命をいただいて自分の命をつなぎさらに次の世代にもその命をつないでいるのです。『生きたもの』が『生きた命』を作る……そのことを忘れてはいけないと思います」と大前さん。講演会と料理教室に参加して、大前さんのひたむきな情熱が心に染みた。
(取材・高井)

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