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掲載日: 2007.05.9

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内閣府認証NPO法人 車椅子レクダンス普及会 甲南支部長 藤丸幸子さん

内閣府認証NPO法人 車椅子レクダンス普及会 甲南支部長
藤丸幸子さん(60歳)

今回の素敵な人は、車椅子レクダンスの普及に力を注ぐ藤丸幸子さん(60歳)。車椅子レクダンスとは健常者と車椅子に乗った人が一緒に参加できるダンスで、一般の介護用車椅子を使用するため、足腰の弱った人から障害を持った人まで誰でも気軽に楽しめるのが特徴。
ご自宅とダンスの練習会場にお邪魔し、お話を伺った。

巻ズボンがきっかけで始めたレクダンス

藤丸さんが車椅子レクダンスを始めたのは3年前のこと。藤丸さんが考案した「巻ズボン」が新聞に掲載されたことがきっかけだった。
巻ズボンはケガなどで寝たままの人が、足を動かさなくても履けるようにと藤丸さんが考案したズボン。昨年の〈滋賀県発明くふう展〉において近畿経済産業局長賞とデザイン賞を受賞したアイデア作品だ。
ある日のこと、藤丸さんと巻ズボンが紹介された新聞に「車椅子レクダンス」のことが掲載されていた。偶然その記事を見つけた藤丸さんは「やってみたい!」と即行動。
「車椅子レクダンス普及会」に入ってインストラクターの資格を取得。さらに甲南支部の支部長になり周辺の町にもダンスを広めていった。今では藤丸さんの仲間が土山・信楽・水口・甲西に支部を作るまでになった。

誰もが親しめるメロディで

ダンスに使われる音楽は、定番のフォークダンスから江州音頭、懐メロまで幅広い。フォークダンスを基調とした動きで、手をつないだりペアをチェンジしたりと、スキンシップが大切にされている。
ダンスを体験したお年寄りが「いつも冷たかった手が温かくなった」と涙を流して喜んでくれたこともあるという。
「車椅子レクダンスは小学生から大人まで、誰もが参加できる福祉活動です」と藤丸さん。老人ホームやデイサービスのほか、地域の小さな集まりや盆踊りなど、さまざまな会場を訪問してダンスを披露。一緒に踊ることで車椅子の方やお年寄りなど、障害のある方と感動を分かち合う。

着物リフォームの売り上げを活動費に

取材日に来ておられた車椅子レクダンス普及会と見学の方

着物リフォーム展

藤丸さんは11年前から着物を洋服にリフォームする活動も続けている。アイデアあふれる作品にはファンが多く、各地で開催する展示会や教室は毎回大変なにぎわい。
車椅子レクダンスの普及活動に着物リフォームと多忙な毎日を送る藤丸さん。
その原動力を聞いてみると「とにかく楽しむことです!ダンスも着物のリフォームもどちらも私にとっては大好きなこと。だから、多少の疲れは気になりません」と笑顔で答えてくれた。また着物をリフォームした作品の売り上げを車椅子レクダンスの活動費用に充てたいとも言う。ますますの活躍を期待したい。
(取材・福本)

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