滋賀県の観光ガイドやエリアガイド、グルメガイドなら滋賀ガイド。地域情報満載です!

滋賀ガイド!

滋賀ガイド!トップへ

前のページへ

掲載日: 2008.08.20

素敵な人トップ

「素敵な人」の投稿は → こちら

滋賀県立大学(彦根市)グリーンコンシューマーサークルの皆さん

買い物をする際、環境に配慮した商品を選ぼうというグリーン購入の啓発活動。これに11年前から取り組み、05(平成17)年に「第8回グリーン購入大賞」を受賞。さらに今年、「第6回日本環境経営大賞環境連携賞」を受賞した滋賀県立大学グリーンコンシューマーサークル(以下、グリコン)が今回の素敵な人。キャンパスでお話をうかがった。

毎日使うからこそエコに

グリコンの発足は97(平成9)年。現在、県立大学特任研究員で、サークルの相談役として活動を続ける吉田徹さん(写真後列一番左)が学生時代に立ち上げた。以来、シンポジウムの開催などの活動を続けてきた。
中でも特に力をいれてきたのは、同大学生協ショップでの「エコ文具」販売。環境に配慮した素材を使用した商品や、詰め替えが可能な文具を選定し、大学内のショップで販売することを同生協に提案。幸いにも理解を得ることができ、98(平成10)年、店内にエコ文具コーナーが誕生。毎日使用するペンやノートなどに環境に優しいエコ文具が加わった。さらに、学生に商品についての理解やエコに関する知識を深めてもらおうと情報紙「Bungu Walker」を作って掲示している。
エコ文具は学生に好評で、07(平成19)年度はショップ販売文具の中で74%を占めるまでになっている。今後は滋賀、京都、奈良の他大学の生協もグリコン選定エコ文具を販売する予定だ。

学生ならではの視点で

文具について話し合う中で出てきた要望を文具メーカーに持ち込み、一緒に商品化することもある。文具はオフィス向けに作られているものが多く、学生には使いにくいことがあるからだ。たとえば「パンチ付きWとじファイル」は授業中に配られたプリントの整理がしにくいという学生の声を反映して生まれた。
ファイルにパンチが付属しており、その場で穴を開けることができる。さらに、とじ具が二つ付いており、サイズの異なるプリントやルーズリーフの整理がしやすくなっている。これは昨年10月に発売され、県立大などの大学生協ですでに1500冊以上が販売されている。
「まずは素材をエコにすること、さらに学生が使いやすいことを目標にしています」とサークル代表の向山千晶さん。

環境省と連携も

県立大生協のエコ文具販売コーナー

活動は大学だけにとどまらない。グリーン購入大賞の受賞をきっかけに、06(平成18)年から環境省の委託を受け「小規模地方団体向けのグリーン購入ガイドライン」を作成するプロジェクトに参加。
「環境配慮製品の選び方」についてのパートを受け持ち、4コマ漫画を交えて分かりやすく説明。このガイドラインは今秋に全国の地方公共団体に配布される予定だという。「グリーン購入をしないのは値段が高いから、あるいは、よく分からないからという理由が多い。しかし、実際は値段も高くないし、商品の選び方などは漫画で分かりやすく伝えようと考えました」と吉田さん。今後はグリーン購入の認識を学生から消費者全体に広めていくことが目標だという。
グリコンらしい柔軟な発想で、ますますの活躍を期待したい。      (取材・瓜生)

 

素敵な人トップへ

本ページの情報は作成時のものであり、変更されていることがあります。あらかじめ御了承ください。

おすすめ情報

クルマでおでかけ!湖国ドライブガイド

おすすめアルバム

今週のプレゼント

おすすめランチ

Copyright © Yamapla Corporation. All Rights Reserved.

滋賀県のプランニングとデザイン、ホームページ制作をサポートする株式会社ヤマプラ