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掲載日: 2009.01.7

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フラワーデザイナー河合 透さん(56歳・彦根市在住)

昨年11月、厚生労働省から「現代の名工」に選ばれたフラワーデザイナーの河合透さんが今回の素敵な人。
花での受章は、滋賀県では河合さんが初めて。河合さんが経営する彦根市の生花店「アルファフローリスト」にお邪魔し、お話を伺った。

日本を代表するフラワーデザイナーに

河合さんは彦根市で生花店を営みながら、県内や東京でフラワーデザインの教室「河合フローラルアカデミー」を開き、後継者の育成に力を注いでいる。
河合さんの作品は、西洋生まれのフラワーデザインに「和」を組み合わせたスタイルで、これまで数々の全国大会で優勝している。
また05(平成17)年に横浜で行われた「第8回WAFA(世界フラワーアレンジャー協会)世界大会」や、06(平成18)年の「ドイツIPM(インターナショナルプランツメッセ)」での日本代表としてデモンストレーターを務め、国際舞台でも活躍している。
そして今回、これまでの多くの実績や技術が評価され、08年度「現代の名工」に選ばれた。

サラリーマンからの転身

フラワーデザイン教室での河合さん

河合さんは会社員として勤務していたが、自分で起業して仕事がしたいと考えるようになった。
ちょうどそのころ、父親が定年退職したのをきっかけに、河合さんも脱サラし、生花店をオープンした。生花店を選んだ理由は、父親が昔から花好きだったことと、近所に生花店がなかったからだ。自宅を改装してのスタートだった。
店をオープンしたまでは良かったが、花に関する知識が全くなかった河合さんは、まず、花の名前を覚えることから始めなければならなかった。その上経営は厳しく、花はぜいたく品でもあったため、売り上げがゼロの日もあったという。

「和の精神」を取り入れる

以来、河合さんは「洋」の文化に「和」を取り入れるようにした。
和紙、竹、ボタン、コケなどを使った作品は海外でも高く評価されるようになっていった。
「花は生き物ですから、花が心地よいと感じる配置を考えるようにしています。和の要素を組み合わせることによって、自分らしいスタイルを作り出すようにしています」と河合さん。デザインは色や形で構成されるが、それを超えるプラスアルファがあってこそ、作品としての完成があるという。
今ではお店も、オリジナルのブライダルブーケなどお客のリクエストに合わせて河合さんが作る花束が人気を呼び、にぎわっている。
指導者としては「人を育てていくと同時に、自分も高めていきたい」と、どこまでも謙虚だ。
最近は、厚みの薄い土台で奥行きのある作品ができるように研究している。これからも素敵な作品を作り続けてほしい。(取材・澤井)

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