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掲載日: 2009.05.20

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人形劇サークルおにぎり村の皆さん(湖南市)

人形劇サークルおにぎり村の皆さん(湖南市)
湖南市を中心に活動し、今年で26年目を迎える「人形劇サークルおにぎり村」の皆さんが今回の素敵な人。
1164回目の公演地となった日野町清源寺の花祭り会場でお話を伺った。

手づくりで、ぬくもりがいっぱい

形はもちろん、背景や小道具、劇中の歌まで手作りのおにぎり村の人形劇は、ぬくもりにあふれ、親しみやすいと人気。
取材日も人形劇、ペープサート(※1)、ブラックライト劇(※2)の3種類の演目で子どもたちが楽しんでいた。
よく知っている童話から創作劇まで、随所に笑いを取り入れた人形劇に子どもたちは大満足。一緒に見ている保護者も童心に帰って楽しんでいた。

主婦ばかりの、熱い集まり

おにぎり村を構成するのは湖南市在住の主婦9人。結成から同じメンバーで活動を続けている。
きっかけは人形作りが趣味だった河本孝子さんと、代表の大槻ますみさんが主婦仲間に声をかけたことだった。同世代の子どもを持つ母親同士、話は盛り上がり、メンバーが集まった。
当時は小学生以下の子どもを持つ母親ばかりで、育児や家事に忙しく、仕事をやりくりしながらのスタートだった。
「ときには夜中まで、とても忙しかったのに、あのころは不思議とパワーがみなぎっていました」と、メンバーは振り返る。
「公演先で喜ぶ子どもたちの笑顔を見ると、苦労が吹き飛びました」と大槻さん。
現在、メンバーの一人が遠方へ転居し、8人で活動することが多いが、帰省したときには必ず活動に参加してくれる。

長年の活動に、大きな評価

活躍は多方面から広く認められ、02(平成14)年に県の文化奨励賞の受賞をはじめ、各企業や団体から表彰や助成金を受けている。
他の劇団から設立の相談をされることもあったり、来年まで公演予約が詰まっている。依頼してくるのは幼稚園、小学校、子育てサークル、老人会などと幅広い。
演目は100種類以上、公演回数は1164回目を迎えた。今月も4回の公演が入っている。

「手づくり」にこだわり

こだわり続けてきたのは「手づくり」。
廃品などを利用し、主婦の知恵を生かして制作に頑張り続ける。
「子どもたちには夢や手作りのあたたかさ、ものの大切さを伝えたいと思っています」と大槻さん。

いつまでも仲間と共に…

「1000回公演できたらいいね、なんて冗談を言ってたのに、いつのまにか実現してしまいました」と大槻さん。
今となっては、このおにぎり村は何でも分かり合える仲間がいるかけがえのない特別な場所になっている。
「こんな時代だからこそ、子どもたちには思いっきり笑ってほしい。2000回を目指して頑張ろう!」と語りあう皆さんの明るい笑顔から、大きなパワーをもらった。これからも楽しい人形劇で子どもたちに笑顔を届けてほしい。
(取材・福本)
※1 ペープサート
人物の絵などを描いた紙に棒をつけ、それを動かして演じる紙人形劇のこと。
※2 ブラックライト劇
暗闇の中で行われる人形劇。蛍光塗料で描かれた絵にブラックライトを当て、光らせて行う。

 

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