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掲載日: 2010.09.1

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長浜あざいあっぱれ祭り2010実行委員長 田中 智佐人さん(長浜市在住・47歳)

高知県発祥の「よさこい祭り」をアレンジしたYOSAKOI形式の祭りが全国的に広がりを見せている。

その一つ「長浜あざいあっぱれ祭り」でも、自由な衣装を身に付けた踊り子たちが鳴子を手に躍動感あふれるパフォーマンスを披露する。今年は過去最多の36チームが参加、湖北の夏を熱く盛り上げる。

踊りを通して仲間との結束・達成感

旧浅井町の夏祭りにYOSAKOI形式が取り入れられたのは00(平成12)年のこと。江州音頭を主体とした夏祭りがマンネリ化して人が集まりにくくなってきたことに頭を悩ませた町長が、行政でなく民間主体で夏祭りを運営するよう持ちかけたのがきっかけだった。
最初の運営は観光協会が携わったが、若い力で祭りをさらに盛り上げてほしいと、01年からは商工会青年部が加わった。当時、商工会青年部部長だった田中さんは「祭りの参考になればと、北海道まで有名なYOSAKOI祭りを見に行ったのですが、圧倒されました」と話す。
YOSAKOIとは高知県のよさこい祭りをルーツとする「踊りをメーンとする祭り」。90年代に札幌でYOSAKOIソーラン祭りがブレークしたことから全国に広まった。
民謡やご当地ソングをジャズダンス風に振り付け、鳴子など鳴り物を持ち、工夫を凝らした衣装で踊る。活発な動きや多人数の群舞の美しさが魅力で、老若男女問わず参加できるうえ、踊りを通して仲間との結束や達成感が味わえる。普通の夏祭りなら1日で終わるが、YOSAKOIは長期間チームで練習する必要があるからだ。地元で数多くのチームができればその輪が広がり町全体が盛り上がる。パワフルな踊りで見る人も元気づけられる。

浅井地方ならではのYOSAKOI祭りに

当初、町内では田中さん同様YOSAKOIを知る人は少なかった。地域を盛り上げる祭りにするには地元チームの参加は不可欠だ。そこでまずはYOSAKOIの楽しさを体験してもらおうと、町内でYOSAKOIスクールを開催した。最初の参加者はわずか4人だったが、楽しさが口コミで広がり、回を重ねるごとに人数が増え、小学1年生から60歳代まで、のべ200人が体験し、翌年の祭りには12~13チームが参加するようになった。
「始めたころは、よそのYOSAKOI祭りをまねながらの手探りでしたが、軌道に乗り始めた04年からは地域の特色を生かした祭りにしようと心掛けています」。
浅井の地は戦国時代を勇猛に生き抜いた若き武将浅井長政が活躍した地。来年の大河ドラマのヒロイン江姫にもゆかりがある。
そこで、祭りを締めくくる総踊りの曲には、浅井長政の生き様をたたえる歌と浅井三姉妹をテーマにした歌を導入し、CDも販売している。
祭りの間に、餅まきや江州音頭を取り入れるなど、昔ながらの地域色も大切にしている。10周年となった昨年は2万人以上の来場者で過去最大の盛り上がりをみせた。今年も9月4日、あざい文化スポーツ公園で湖北の熱い1日が繰り広げられる。 (取材・福本)

 

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