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掲載日: 2011.04.26

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藤居 正康さん (彦根市在住・63歳)

世界の銘木を材料に、フクロウの置物や、アクセサリーを作る藤居正康さん。全国のクラフト市や百貨店で対面販売する「1本できれいに留められるかんざし」が人気だ。

世界一きれいに留まる

どんなに豊かで複雑な髪型でも、たった1本で見事に留まる“世界一きれいに留まるかんざし”作りにこだわっている。微妙なカーブや丸み、太さ、独特のデザインを編み出した。木目を生かした銘木の風合いも魅力だ。
さまざまなデザインで試行錯誤を繰り返した。何百人もの女の人に挿してもらい、自分もかんざしを挿すために髪の毛を伸ばした。2年間かけてやっと「珠玉のかんざし」にたどり着いた。

50歳からの スタート

藤居さんが木工芸品を作るようになったのは50歳のときから。それまでは大手印刷会社でデザインの仕事をしていた。子どもたちが社会人になり、これからは自分の好きなことをやって生きていきたいと思って退職した。
仕事では、テーブルや壁紙の木目柄のデザイン開発に従事していたことから、木を使ったモノ作りをすることにした。
最初はフクロウの置物だった。知り合いがフクロウが好きで、置物やキーホルダーを作ってほしいと頼まれたためだ。その後、知り合いは販売の応援もしてくれた。たくさん売れるのがうれしくて、数多く作るようになった。

お客さんとの 触れ合いが楽しい

その後、実際に手にとって木の温もりを感じてもらいたいと考え、アクセサリーを作るようになった。
「きれいに1本で留められるかんざしを作ってほしい」という女性客の依頼を受け、かんざしを作り始めた。
藤居さんの作品には常にお客さんの姿が近くにある。年間、全国約30カ所のデパートやクラフト市で実施している対面販売もその一例。お客さんと言葉を交わしながら作る。かんざしの挿し方を実演して、意見を直接聞き、次の作品作りのヒントにする。
「使う人を目の前にして、心を込めて丁寧に作ります。お客さんと触れ合い、喜ぶ顔を見るのは楽しくて気分が若返りますね」
5月21日、22日に「ことうヘムスロイド村」(東近江市)で、6月12日には「アートフェスタ勝負市」(彦根市)で出店する。

木が好きでたまらない!

工房には黒檀、紫檀、唐木をはじめ世界の銘木がそろっている。その日の気分で材料の木を決める。材料を見ているとデザインがふっと浮かんでくる。変わった木を見つけたときはうれしくて、何を作ろうかわくわくするほど木が好きでたまらない。1日に作るかんざしは20~30本。木を切り、3、4種類のサンドペーパーで削り、磨いて味わいを出す。作品作りのスキルは全て独学だ。
「今後はマフラーリングなど、男性用の木製アクセサリーも作ってみたいです」(取材・鋒山)

 

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