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掲載日: 2012.03.28

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DECOクレイクラフトアカデミー上級師範 沓水 直子さん (長浜市在住・58歳)

DECOクレイクラフトは、陶芸風の味わいを持つ粘土工芸で、手軽に形が作れるうえ、本物そっくりに仕上がるので、初めて接した人はビックリするという。沓水直子さんは県内初の師範で、さらに上級師範の資格を取るなどの努力を重ねて25年間、この魅力を広め続けてきた。

DECOクレイクラフトとは?

DECOクレイクラフトは1981(昭和56)年、粘土工芸作家の宮井和子さんが開発した工芸手法。材料は石粉粘土と樹脂粘土で、陶器、布、生花などのさまざまな質感を出しながら花や器、人形、オブジェなどを創作していく。宮井和子さんが81年に発表してから、またたく間に愛好者が増え、今では国内はもちろん、19カ国にまで愛好者が広がっているという。
沓水さんもその一人で、27年前、宮井さんの作品を見てその素晴らしさのとりこになった。
沓水さんが習い始めた頃は、滋賀に教室がなく、しかも、2人の子どもの育児に追われる毎日だった。しかし「やりたい!」という気持を押さえられず、月1、2回、子どもを義母に預けて名古屋へ2年間通い続けた。その努力の結果、師範の資格を取得した。

感動を共有幸せの連鎖を起こしたい

沓水さんの原動力は「自分がDECOクレイクラフトを通して味わった感動を伝え、幸せの連鎖をおこしたい……」というもの。幼稚園教諭の経験もあり、教えることに人一倍、意欲的だった。
こうして89年、湖北初のDECOクレイクラフト教室を自宅で開くことにこぎつけた。また並行して数々の展示会を開くなど、その魅力を広めることにも力を注いだ。
さらに技術向上を目指して、東京本部教室での上級カリキュラムにも挑戦。上級師範の資格も取った。
「地元で習っていたら、そこまでしなかったかも知れませんね。名古屋に通わなければ習えなかったことが、逆に励みになりました。遠方へ習いに行けない人にもこの魅力を伝えたい……。そんな思いに背中を押されてきたように思います」沓水さんは多くの人を教え、師範の資格を取った人も30人を超えるという。現在、6カ所の教室で指導に当たっているが、それだけに止まらず、長浜きもの大学講師、米原市まなびサポーター、長浜市生涯学習レディースクール、子どもの土曜まなび座講師も引き受け、築き上げてきた出会いは25年間で600人以上にものぼる。

15年間習い続けている生徒さんも!

DECOクレイクラフトの魅力は陶器などと比べると、その手軽さにもある。
軽量粘土が開発されてからは、さらに手軽さが増した。他の素材と組み合わせて作ることも可能で、保存さえ良ければ作品は半永久的にもつという。
最近、女性ばかりが楽しむのはもったいないと、男性を対象にした「おやじ粘土教室」も開講。作品が絆となって、人間関係が改善されたという人もいるというからうれしい。
「沓水先生は理論と工夫を交えて教えてくれるので分かりやすい」「色の使い方が絶妙」と、生徒からの信頼も厚く、15年間習い続けている人もいると聞いてビックリさせられた。
(取材・福本)

 

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