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掲載日: 2012.04.4

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びわこJAZZフェスティバル実行委員長 蔭山 啓介さん(東近江市在住・37歳)

近江鉄道八日市駅前、商店街、市役所などあらゆる場所をステージに町中を音楽でいっぱいにする「びわこJAZZフェスティバルin東近江」。地域と共に歩んできたこのイベントは今年で4回目の開催になる。

ストリートジャズに感動

「これだ!」と、仙台の定禅寺ストリートジャズフェスティバル(JSF)で蔭山啓介さんは衝撃を受けたという。

町中の至るところで音楽が演奏され、すべてが無料。演奏者と聴衆の距離が近く、買い物の途中に立ち寄れる気軽さや飲み物を片手に好きな音楽を楽しめる自由さがあった。何よりも町全体が活気づいていることに心を揺さぶられた。

出演バンド700組以上、訪問者70万人以上、20年以上続いている国内で最大級の音楽イベントだと知って驚いた。

滋賀県中小企業家同友会の30周年イベントで地域を盛り上げたいと考えていた蔭山さんらは、JSFを見て「音楽で地域を元気にしていこう!」と決心した。すぐにフェスティバルの実行委員長を訪ねて、イベント内容や仕組みを教えてもらった。地元に帰って実行委員会の結成を仲間に呼びかけ、約1年の準備を経て09年4月、県内初のジャズフェスティバルを近江鉄道の八日市駅一帯で開催した。4回目になる今年は、4月14日(土)・15日(日)に開く。

主役は「市民」 運営は「ボランティア」

「ジャズフェスティバル」とはいうものの、ジャンルにはこだわらず、ロック、レゲエ、ゴスペル、江州音頭などもある。

「自分たちの町の良さを生かしながら、さらに住み良い町にしていこう」という趣旨で、ボランティアを中心に運営している。2回目は八日市駅前の歩行者天国も実現し、順調に滑り出したかに見えた。

ところが、3回目の昨年は、1カ月前に東日本大震災が発生。全国的に「各種イベントの自粛ムード」が広がり、イベントのボランティア説明会に集まったのは、わずか20人だった。

スタッフで悩んだ末、「このような時にこそ人々の絆が大切」と開催を決断した。そして当日、蔭山さんらは目を疑うような光景に出合った。

「このイベントをぜひ手伝わせてほしい!」

と、10代から70代まで、200人を超えるボランティアが会場に集まってくれたのだ。

「会場の大勢の人たちを見て、思わず涙が込み上げてきました。『このイベントが認められたんだ!』と、仲間全員で感動しました」
会場には東日本大震災の募金箱も設置。集まった支援金で楽器を購入して宮城県の「のびる幼稚園」へ寄贈した。「地域の人々と共に」という気持ちと、「感謝の気持ち」を形で表したのである。

『絆』をさらに強くし『結』に・・・!

4回目を迎える今年は、初の2日間開催になる。東京、沖縄、福島などから総数180組のバンドが出演する。人気の高い八日市から近江八幡間をのんびり走るジャズトレイン、手作り市、うまいもん市、障害者の就労支援で作った公式ミサンガの販売など、盛りだくさん。
「このイベントのテーマである『地域と仲間とのつながり~結~』を一人一人の心に刻み、これからも皆と共に地域を盛り上げていきたい。この地域になくてはならないものにしていきたい」と関係者の気持は今から熱い。
(取材・福本)

 

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