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掲載日: 2014.07.30

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ちあばーる夢組 組長 大前 セツ子さん(竜王町在住・62歳)

竜王町を中心に活動している中高年のチアダンスグループ「ちあばーる夢組」。組長の大前セツ子さんが7年前に結成した。メンバーは54歳から68歳までの13人で、平均年齢は62歳。若い女の子に負けない、はじけるような笑顔で年間20回のステージをこなしている。

55歳で始めたチアダンス

きっかけは大前さんが55歳のとき、何気なくつけたテレビ番組で中高年の女性がチアダンスを踊っているのを観たこと。彼女たちの笑顔がすてきで、大きなエネルギーを感じた。
「私たちも、やってみよう!」
「老人会のイベントで踊ったら、みんな喜んでくれるかも?」と考えた。
グループ名は「ちあばーる夢組」。「チアガール」とは呼べないが、「チアばあさん」では悲しい。ガールとばあさんを合成して「ばーる」にした。
早速、地元紙で50歳以上に限定してメンバーを募集したが、応募はゼロ。友人を誘っても誰も参加してくれなかった。
落ち込んでしまったが、テレビで観たあのすてきな笑顔が忘れられず、根気よく誘い続けた。やっと仲間になってくれたのは、友人でリズム体操講師をしていた国本正子(くにもとまさこ)さん。指導者になってもらえる心強いメンバーだ。これを機に少しずつ友人が参加してくれた。
2007年夏、数名で活動を開始。練習は竜王町公民館で月3回。荷造り用のひもでポンポンを手作りし、当時、流行していたマツケンサンバを練習した。着物風の衣装も手作りした。
メンバーは初心者ばかり。
ダンスのステップを覚えるのに苦労したが、リズムに合わせて踊るのは楽しかった。
「間違っても笑顔でカバーしましょう」
講師となった国本さんの言葉に励まされた。

飽きられないステージを

初舞台は、地元公民館での高齢者のお楽しみ会だった。手拍子で盛り上げてもらい、何とかクリア。喜んでもらえたことに感動し、メンバーのやる気も上がった。その後もいくつものステージをこなし、100人近い観客を前に緊張することもあったが、お客さんの手拍子のおかげでうまく乗り切ることができた。
竜王、近江八幡、八日市などの町内会、老人会……。次々に舞台をこなしていくうちに、テレビや新聞でも取り上げられるようになった。
ステージの内容も工夫した。チアダンスだけでは飽きられる。フラダンスやオカリナ、手遊びなどを交えて1時間のステージを組み、飽きずに見てもらえるようにした。「次はどんな舞台にするか」など、メンバーで知恵をしぼるのも楽しいという。
「普通の主婦ですから、大勢の前で笑顔を振りまいて踊ることなど、今までありませんでしたが、とてもいい経験をさせてもらっています」

「365歩のマーチ」で応援

現在、孫が10人という大前さん。活動も7年目に入るとメンバーが高齢化し、「早い動きについていけない」とか、「ひざが立たない」などの問題も出てきているが、ステージに立つと何とかなるというから不思議だ。
毎年レパートリーを1曲ずつ増やしているが、どのステージでも必ず踊る曲がある。「365歩のマーチ」だ。
「同世代の皆さんへの応援歌です。年を取ることをマイナスに考えず、元気でいたいと願い込めて踊っています。人のお世話をしようと始めたのに、私たちが逆に元気をもらっています。次の舞台の事を考えると、病気なんかしていられませんね」
(取材・鋒山)

 

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