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ハープに魅せられて 癒しの音色を伝えたい 

掲載日: 2023.11.20

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ハーピスト 大西 伶奈(おおにし れいな)さん (栗東市在住)

高さ約180cm、重さ約40㎏もあるグランドハープを演奏するハーピストの大西伶奈さん。ハープは身近な楽器というイメージがあまりないが、優雅で心地よい響きを奏でる音は聴く人の心をうっとりさせる。「癒しの音色をたくさんの人に感じてほしい」と、ホールでの演奏以外にも地元の幼稚園や高齢者施設などでコンサートを行うかたわら、自宅でレッスン教室も開いている。

癒しの楽器ハープ

47弦と7本のペダルを操るグランドハープは、二回り小さいアイリッシュハープに比べて弾くのに強い力が必要だ。
「最大の魅力は音色の美しさ。ソロ演奏以外にも、ほかの楽器との共演幅が広いので、オーケストラと一緒に演奏するときは幸せを感じます」と大西さん。
幼稚園のころ、両親に連れられて行ったコンサートでハープの音色に魅了され、「ハープをやりたい」と思ったという。3歳からピアノを習っていたが、両親が大西さんの気持ちを叶えてくれたのは小学2年のときだった。京都の雨田 光示(あまだ こうじ)、幸子(ゆきこ)両先生の指導を受けるため、週1回レッスンに通った。
自宅ではピアノ漬けの毎日だったが、1日の終わりに弾くハープの音色にいつも癒され弾きながら寝てしまうことも多かった。

ピアニストではなくハーピストの道へ

母はピアノ講師、姉はピアニストだったので、最初は自分もピアノの道に進むつもりだったが中学3年になるとハープの道に進みたいと思うようになった。
「ハープとピアノは楽譜がほぼ一緒。ピアノよりハープのほうがオーケストラと関わる機会が多いかもしれない。もっと真剣にハープのことを学んでみたい」
それまで弾いていたアイリッシュハープからグランドハープに変えた。
東京芸大付属高校を目指したが受験の準備期間が短かかったので合格できず、石山高校音楽科に進学した。
ハープ科は無くピアノ科に入ったため、学校で習うのはピアノのみ。東京の篠崎 史子(しのざき あやこ)先生に月一回のレッスンを受けるため授業が終わるとすぐ新幹線に乗り、帰りは夜行バスに乗ってそのまま学校に通う日々が3年間続いた。

ハープが生活の一部に

バイオリニストの高岸卓人さんや
フルート奏者の中川彩さんと一緒に

東京音楽大学入学後はグランドハープ一筋に猛練習した。ピアノは参考になる演奏会が多いがハープは少なく、自分で楽譜を読んで音楽を作っていく勉強が一番苦しかったという。
同大学院卒業後フランス音楽アカデミー奨学生として渡仏し、2年目からは平和堂財団海外留学奨学生として同じフランスで勉強した。
留学中はハープを弾きすぎて帰国後腱鞘炎がひどくなり1年間全く弾けず、40キロを腰で支えるので体への負担も大きかった。
「休養している間自分と向き合い、他にやりたいことを探しましたが見つかりませんでした。練習がつらい時期もありましたが、弾けないことへのストレスがたまり、ハープがすっかり生活の一部になっていると感じました」
ハープは手の届かない楽器と思う人が多いが、身近に感じてほしいと積極的に演奏活動を行っている。
「色々な方との共演も楽しみの一つで、3月4日には栗東芸術文化会館さきら小ホールで、カウンターテナーの中嶋俊晴さんと共演します。高音域を歌う中嶋さんの歌声とハープの音色を間近で聴いていただけます。お気軽に会場にお越しください」
(取材:2018年2月 鋒山)

◆お問い合わせ
大西伶奈
メールアドレス  reina.0024@gmail.com

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